22日のアメリカ村PIPE69、23日の西院ウーララの2日間、31knotsのツアーを追いかける事ができた。
思い返せばもう1年半も前の事だけど、2004年の9月に神戸blueportで彼らのライブを見て僕は大好きになってしまったんだ。当時は一緒にツアーを回っていたBALLOONSの音源を気に入っていたのでそっちの方が楽しみで足を運んだんだけど、31knotsの凄まじいステージに圧倒されてしまったんだった。
(以下、レポートというか思った事を書き殴りました。)
「音源よりもとにかくライブを見たほうが良いよ」っていうバンドはそれはそれは沢山いる訳で、それこそ世に存在するバンドというものはそういうものなんだろうとは僕も思っている。大学の友人の1人が「音源なんてライブの告知みたいなもんでしょ」みたいな事を言っていたけど、うん、確かにそうだ。バンドの本質というのは「目の前に現実に存在している」ライブであり、またその人たちが発する言葉の一つ一つだ。僕が懲りずにあちこちのshowに足を運ぶのはまさにその為なんだ。
僕が今回見た31knotsの2日間は期待通りのものだった。やはり何が凄いって音のデカさと卓越したテクニック、そしてステージングに尽きるのだが、そういった判りやすい要素の一つ一つが僕の目の前1メートルの所で繰り広げられる度に、僕は「もう笑うしかなくなる」のだ。実際その音の迫力の異常さと、キテレツな彼らのステージに僕は「言葉が出なくなる」のではなく、大爆笑してしまった。
そういった類の凄さでは、今回の31knotsの2日間は昨年3月に見たmedicationsのライブを強烈に思い起こさせるものだった。これは会場がPIPE69、ウーララという同じ場所だったという部分でも共通していたし、ただどちらのバンドにも言える事として、こういったデカい音を出すバンドがライブをやるとなると爆音な箱でやったらそれはそれは凄い事になるのだ。実際、medicationsにしろ31knotsにしろ、PIPE69でのライブの方がバンドの特性をより生かせていたように感じた。
ライブの細かい模様についてはいろいろな所で書かれているようなのでここには書かないけど、とりあえず彼らのライブは「音源より良い」とかそういう次元ではなく、全く別物。これは新しいアルバムの特典映像を見ても伝わらない。ツアーももう後半戦のようだけど、是非見届けてきてください。